文法-意味 grammar meaning
~かれ~かれ
【例文】
誰にも多かれ少なかれ人に話したくないことぐらいある。
Everyone has things that they don't want to talk about with others, more or less.
【意味】
~か~か程度の違いはあるとしても
~か~かどちらにしても
【用法】
「多かれ少なかれ」のように、対になる二つのイ形容詞と共に使われ、「~か~か程度の違いはあるとしても/~か~かどちらにしても」という意味で使われる。使われる語の組み合わせはかなり限られている。
【英語】
" ~kare ~kare" is used with a paired adjective, as in "多かれ少なかれ," and means "whether A or B", or "either A or b." The word combinations used with this grammar pattern are quite limited.
【Grammar point】
対になるようなイ形容詞の組み合わせと使われますが、一般的に使われる組み合わせは非常に限られており、以下にあげるものぐらいしかありません。
使われる語
・多かれ少なかれ
・遅かれ早かれ
・善かれ悪しかれ(良かれ悪しかれ)
※その他、「大きかれ小さかれ」「高かれ低かれ」「重かれ軽かれ」といった使用例もあるにはあるが、上記の例に比べあまり一般的ではない。
1. 多かれ少なかれ彼にも責任があると思う。
(≒多いか少ないか程度の差はあるにしても)
I think he is more or less responsible for this.
2. 遅かれ早かれ、その事実は明るみに出るだろう。
(≒遅いか早いかの違いはあるかもしれないが、)
Sooner or later, that fact will come to light.
3. 彼の著作は善かれ悪しかれ多くの人に影響を与えた。
(≒良いか悪いかどちらの場合にしても/良くも悪くも)
His writings have influenced many people, for good or ill.
接続 formation
イ形(い)1 + かれ + イ形(い)2 + かれ
※イ形1とイ形2には対となるような語が入ります。
※全てのイ形容詞と使えるわけでなく、使われる組み合わせは限られています。
関連文法 related grammar
例文 example sentences
・遅かれ早かれ、彼らの計画は暗礁に乗り上げることだろう。
Sooner or later, their plans will run into the dark.
・人というものは、多かれ少なかれ気付かぬうちに人を傷つけて生きているものだ。
People live their lives hurting others more or less without realizing it.
・子供というものは、良かれ悪しかれ親の考え方の影響を受けて育っていく。
Children, for better or worse, grow up influenced by their parents' way of thinking.
・あの夫婦は遅かれ早かれ、いつか離婚するに違いない。
That couple must get divorced sooner or later, one day.
・誰にも多かれ少なかれ過去に戻ってやり直したい出来事ぐらいあるだろう。
Everyone has an event that they would like to go back and redo, more or less.
・良かれ悪しかれ、戦争というのはテクノロジーの進歩に貢献してきた。
For better or worse, war has contributed to the advancement of technology.
・人は遅かれ早かれいつか死んでしまうものだ。
People will die sooner or later one day.
・多かれ少なかれ、一般市民が今回の攻撃で被害を受けているのは否定できない事実だ。
It is an undeniable fact that, to a greater or lesser extent, civilians have been harmed by the attacks.
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