文法-意味 grammar meaning
~ おそれがある
【例文】
台風により河川が氾濫するおそれがある。
There is a risk of river flooding due to typhoons.
【意味】
~という悪いことが起こる可能性がある
【用法】
何らかの好ましくないことが起こる可能性について言及したい場合に使われます。
【英語】
”~osoregaaru" is used when you want to mention the possibility of something unfavorable happening.
【Grammar point】
少し硬い表現で、カジュアルな会話ではあまり使われません。ニュースなどではよく聞く表現です。
何らかの悪いことが起こる可能性について言及するために使わ、例文2のように良いことが起こる可能性について言う時には使いません。
1. 明日は大雨のおそれがあります。〇
There is a chance of heavy rain tomorrow.
2. 明日は晴天のおそれがあります。✖
There is a chance of clear skies tomorrow.
■ ~おそれはない
逆に、「~」という悪いことが起こる可能性はない、と言いたい場合は「~おそれはない」という形が使われます。
3. その病気は空気感染するおそれはないと考えられている。
It is not considered that there is a risk of airborne transmission of the disease.
接続 formation
V(普通形)/ Nの + おそれがある
関連文法 related grammar
~かもしれない
- JLPT N4 Grammar
~かねない
- JLPT N2/3 Grammar
例文 example sentences
・彼は逃走のおそれがあるとされて、警察に勾留された。
He was detained by the police because he was considered a flight risk.
・その会社は経営不振により倒産のおそれがあると噂されている。
It is rumored that that company may go bankrupt due to poor management.
・その火山は噴火のおそれがあるので、入山が禁止されている。
The volcano is in danger of erupting, so entry to the mountain is forbidden.
・このあたりは、野生の熊に遭遇するおそれがあるそうです。
There is a risk of encountering a wild bear in this area.
・その会社によると、既に販売されている食品に異物が混入したおそれがあるとのことです。
According to the company, there is a possibility that a foreign substance may have gotten into the food already sold.
・このままだと、あなたは次の学年に進級できないおそれがあります。
If you continue to do so, you may not be able to advance to the next grade.
・この辺は、大雨による崖崩れのおそれがある地域とされている。
This area is considered to be at risk of cliff collapses due to heavy rains.
・私は医者にこの病気は再発するおそれがあると言われている。
I have been told by my doctor that this disease may recur.
・盗難のおそれがありますので、ロッカーには必ず鍵をかけてください。
Please make sure to lock your locker because there is a risk of theft.
・明日は気温がぐっと下がりますが、積雪のおそれはないとのことです。
Tomorrow, the temperature will drop dramatically, but there is no danger of snow accumulation.
備考 notes
漢字表記について
「~おそれがある」のように、「悪いことが起きる可能性」の意味で「おそれ」という言葉を使う場合、「虞」という漢字が本来使われていました。この漢字も読み方も常用漢字表の範囲内なのですが、現在では「おそれ」または「恐れ」と書くことが多いです。
新聞の統一用語としては「恐れ」を使うと定められています。
(参考:新聞用語集追補版)
法令においては、「恐れ」「虞」ではなく「おそれ」と表記するよう定められています。
(参考:内閣法制局 法令における漢字使用等について)
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