命令形（～しろ）
【JLPT N3/N4 Grammar】

目次

  1. 文法-意味 grammar meaning
  2. 接続 formation
  3. 関連文法 related grammar
  4. 例文 example sentences
  5. 備考 note

文法-意味 grammar meaning

命令形 【imperative form】

【例文】

①あんなやつ早はやくクビにしろ！
Fire that guy as soon as possible!

②（壊こわれている車くるまに対たいして）動け！
Fire that guy as soon as possible!

【意味・用法】
①「命令形」は、強い口調で相手にその行動をとるよう要求（命令）するときに使われます。「～なさい」よりも強い言い方。

②「命令形」は、聞き手がいない場合など、相手への働きかけとして使われないときは、話し手の強い願望を表す場合もある。

【英語】
①”imperative form" is used to request (command) someone to do something in a strong tone of voice. It is a stronger expression than "〜なさい."

②"imperative form" when not used to address the listener, may express a strong desire of the speaker.

【文法解説】Grammar point 1:

用法①

「命令形」は、主に厳しい上下関係がある間柄において目上の者が目下の者に対して、その行為をするよう強く要求（命令）するときに使われます。ただし、非常に乱暴に聞こえる言い方なので、例え目上の人物であっても、感情的になっていない場合はあまり使われません。

しかしながら、例文２のように、引用節の中ではそれが誰かの強い要求（命令）であることを明示するためには使われます。

1. 報告書ほうこくしょを明日あしたまでに必かならず提出ていしゅつしろ！
Be sure to submit your report by tomorrow!

2. 部長ぶちょうに「明日あしたまでに必かならず提出ていしゅつしろ」と言いわれたんです。
My boss told me to make sure I submit it by tomorrow.

用法②

「命令形」は、聞き手に対する働きかけとして使われずに、話し手の強い願望を表す場合もあります。

3. （抽選ちゅうせんでくじを引ひく時とき）当あたれ！
（When drawing lots）Come on!

活用  conjugation

 辞書形
dictionary-form		 命令形
imperative-form
GroupⅠ行くu → e行け
GroupⅡ食べるu → o食べろ
GroupⅢする
来る		ー
ー		しろ
来こい

※補助動詞（「V＋てみる」「V＋ておく」のような形）や助動詞も活用します。

・食べてみる→食べてみろ/買っておく→買っておけ
・飲ませる→飲ませろ/怒られる→怒られろ

～な（禁止形）
- JLPT N3 Grammar

～なさい
- JLPT N4 Grammar

～こと
- JLPT N3Grammar

命令形＋よ
- JLPT N3Grammar

例文 example sentences

用法①

・親の言うことは素直に聞きけ！
Listen to your parents honestly!

・この邪魔なゴミをさっさと片かたづけろ！
Clean up this obtrusive trash quickly!

・やる気がないんなら帰かえれ！
If you don't want to do it, go home!

・社長しゃちょうに残業ざんぎょうしろと言われたので、しょうがなく残業してるんです。
The boss told me to work overtime, so I have no choice but to do so.

・先輩せんぱいに飲のめと言いわれ、昨日きのうはたくさん飲のんでしまった。
My seniors told me to drink and I drank a lot yesterday.

・この袋ふくろに金庫きんこにあるお金かねを全部ぜんぶ入いれろ！
Put all the money in the safe in this bag!

・そんなくだらないプライドは今いますぐ捨すててしまえ！
Throw away that useless pride now!

・彼かれも反省はんせいしてるんだし、いい加減かげん許ゆるしてやれよ。
He's sorry for what he did, so you've got to forgive him for goodness sake.

用法②：強い願い

・（ゴールに向むかってシュートを放はなった直後ちょくごに）入れ！
（Immediately after shooting the ball toward the goal）Go!

・私わたしは彼かれがその長ながいスピーチをしている間あいだ、心こころの中なかで「早はやく終われ」とずっと思おもっていた。
I kept thinking in my mind while he was giving that long speech, "Please finish soon.”

・私わたしは足あしを大おおケガをしたとき、毎日まいにち「早はやく治なおれ」と祈いのっていた。
When I had a serious leg injury, I prayed every day that my leg would heal quickly.

備考 note

その他の用法

「命令形」は以下の例のように、話し手が聞き手にその行為を取ることを望んでない場合や、放任するような場面で使われることもあります。

・何なんだと！もう一度いちど言いってみろ！
What? Say it again!

・もういいよ。勝手かってにしろ！
Do whatever you want!

まさおき
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