V(る)+こともある/ V(ない)+こともある
【JLPT N3/N4 Grammar】

文法-意味 grammar meaning

【文法解説】Grammar point 1：

「～たことがある」と「～ることもある」の違い

例文１のように、「～ることもある/～ないこともある」は習慣を表し、例文２のように「V（た形）＋ことがある」は経験を表す文型です。意味は異なります。

【文法解説】Grammar point ２：

「～ることもある」と「～ることがある」の違い

「Ｖることもある」の代わりに「Ｖることがある」が使われることもあります。意味は似ていますがニュアンスが少し違います。

「Vることもある」は助詞「も」の働きにより、「そうでないこともある」ということを暗示させます。一方「Vることがある」と「が」を使う場合は、その少ないケースが重要だったり、そのケースだけにより注目させたい場合に使われます。

例えば、例文3.4のように故障することがあるので注意を促したい場合に、例文4のように言うこともできがますが、「故障することもあるし、故障しないこともある」と言っている印象を受けるので、例文3のように言う方が自然です。

【文法解説】Grammar point 3：

「まれに」「たまに」「時々」などの頻度を表す副詞と使われることもよくあります。

接続  formation

 V（辞書形) ＋ こともある
（行くこともある、食べることもある）

 V（ない形) ＋ こともある
（行かないこともある、食べないこともある）

関連文法 related grammar

V（た形）ことがある
- JLPT N4/N5 Grammar

～ないことはない
- JLPT N2 Grammar

例文 example sentences

・私わたしはたまにいつもと違ちがうスーパーによって帰かえることもある。
Not always, but I sometimes go to a different supermarket on my way home.

・私わたしの代かわりに彼かれが子供こどもの面倒めんどうを見みることもある。
Not always, but sometimes he takes care of the kids instead of me.

・彼かれは就業しゅうぎょう時間じかん中ちゅうにこっそりお酒さけを飲のんでいることがある。
He sometimes secretly drinks alcohol during working hours.

・若わかい頃ころの私わたしは、人ひとの意見いけんを全然ぜんぜん受うけ入いれようとしないこともあった。
When I was younger, I was sometimes not willing to accept people's opinions at all.

・昇進しょうしんして部下ぶかを持もったら、部下ぶかとのコミュニケーションに困こまることもあるかもしれない。
When you get promoted and have subordinates, you may have trouble communicating with them.

・面倒めんどうくさい時ときは、宿題しゅくだいをきちんとやらないこともある。
When it is too much bother, I sometimes don't do my homework properly.

・突然とつぜん彼かれに電話でんわしたくなることもある。
Sometimes I suddenly feel like calling him.

・普段ふだんあまり運転うんてんしないが、たまに運転うんてんすることもある。
I don't usually drive much, but I do drive occasionally.

・日本にほんでは台風たいふうによって、大おおきな被害ひがいがでることもある。
In Japan, typhoons sometimes cause serious damage.

・塩辛しおからいものを食たべすぎると、病気びょうきになることもある。
Eating too much salty food can make you sick.

まさおき

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