文法-意味 grammar meaning
~つもり②
【例文】
①彼としては頑張っているつもりなんだろうけど、結果が全然伴っていない。
Maybe he thinks he is doing his best, but the results have not been good at all.
②これは模擬試験ですが、本当の試験のつもりで受けてください。
This is a mock exam, but please take it thinking it is a real exam.
【意味】
①~と本人自身は考えている
②~だと思うようにして
【用法】
①「~つもり」は「動作主本人としては~という行動をした(/している)という認識である」ということを言うために使われます。特に、「(結果は出ていないが)私は頑張っているつもりです。」や「(あなたはそう思っていないかもしれないが)私は頑張っているつもりです。」のようにその行動に対する結果や現実の現象が伴っていない場合や、他の誰かはそう考えていないというような状況で使われます。(その他の品詞と使われる場合もあります)
②「~つもり」は「~つもりでV」の形で、「~だと思うようにしてVという行動をとる」という意味で使われます。
「つもり」には「辞書形/ない形」と接続して、過去に前もって決めていた未来の予定について言う用法もあります。
<参考:つもり①>
【文法解説】Grammar point :
用法①
「つもり」は、「動作主本人としては「~」という行動をした(/している/していた)と認識している」という意味で、「~」という行動による結果が伴っていない場合に使われます。「けど、のに、が」などの逆接の接続詞を使って、その乖離している状況とともに述べられることも多い。
<行動による結果が伴っていない場合>
1. 家を出る時に鍵をきちんとかけたつもりだったけど、帰ってきたら鍵は開いていた。
I thought I had locked the door surely when I left home, but when I came back, the door was unlocked.
2. 私としては毎日ちゃんと勉強しているつもりなのに、成績がなかなかあがらない。
I think I am studying hard every day, but my grades are not improving.
3. 私なりに一生懸命練習していたつもりだが、試合には負けてしまった。
I thought I had practiced hard in my own way, but I lost the match.
また、動作主本人としては「~」という行動をした(/している/していた)と認識している」が、他の人はそう捉えていないという状況にも使われます。
<Vたつもりだ、他の人はそうは思っていない場合>
4. あなたは勝ったつもりかもしれないけど、私は負けたとは思っていません。
You may think you have won, but I don't think I have lost.
<pclass="indent">5. 私としては毎日きちんと掃除しているつもりなんですが。そんなにいつも汚いですか?
I think I clean it up properly every day, But do you think it is that dirty always?
また、動詞の「V(た)」(例1,4)、「Vている」(例2,5)、「Vていた」(例3)という形以外に、名詞に接続する場合もあります。名詞に接続する場合も、現実はそうではない、他の人はそうは思っていない、という状況がある場合に使われます。
す。「けど、のに、が」などの逆接の接続詞を使って、その乖離している状況とともに述べられることも多い。
<名詞に接続する場合>
<pclass="indent">6. 彼は今もスターのつもりかもしれないが、人気があったのは過去の話だ。
He may still think he is a star, but his popularity is a thing of the past.
【文法解説】Grammar< point 2:
用法②
「つもり」は、「つもりでV」の形で、「本当は違うが~という風に思って何かをする」と言いたい時にも使われます。
<つもりでVする>
7. 本物のゾンビになったつもりで演技してください。
Act thinking you are a real zombie.
8. 私はあなたを本当の息子のつもりで育てました。
I raised you thinking you were my real son.
【その他】:
■「私としては」「私なりに」のように「~としては」「~なり」といった文型と一緒に使われることあります。
接続 formation
V(た形) + つもり
(食べたつもり、できたつもり)
V(ている形) + つもり
(食べているつもり、話せているつもり)
V(ていた形) + つもり
(勉強していたつもり、話せていたつもり)
N + のつもり
(リーダーのつもり、子供のつもり)
イ形 + つもり
(若いつもり、仲が良いつもり)
ナ形 + つもり
(優秀なつもり、好きなつもり)
関連文法 related grammar
~つもり①
- JLPT N2 Grammar
~としては
- JLPT N2/N3 Grammar
N+なりに/N+なりのN
- JLPT N1 Grammar
例文 example sentences
用法①
・私はあなたに、今日までに提出してくださいと言ったつもりだったんだけど、ちゃんと聞いていた?
I thought I told you to submit it by today, did you listen to me?
・彼とは仲が良かったつもりなんですが、どうやら彼はそうは思っていなかったみたいですね。
I thought he and I were close, but apparently he didn't think so.
・彼は机に座って教科書を開いただけで、勉強したつもりになっている。
He sits at his desk, opens his textbook, and thinks he has studied.
・まだゴミがたくさん落ちてるけど、あなたはこれで掃除したつもりですか?
There is still a lot of trash down there, do you think you have cleaned it up?
・あなたなりに一生懸命やっているつもりでも、結果が伴わなければ意味ないよ。
Even if you think you are doing your best in your own way, it is meaningless if it is not accompanied by results.
・ちょっとテレビに出たからって、芸能人のつもりなの?
Just because you've been on TV for a little while, you think you're a celebrity?
・俺に対してそんな口のきき方をするとは、お前は何様のつもりだ?
Who do you think you are to talk to me like that?
用法②
・あなたは私の本当の息子ではなないけど、私はあなたを自分の本当の息子のつもりで育てた。
You are not my real son, but I raised you thinking of you as my own real son.
・自分がスターになったつもりで、もっと堂々と歩いてみてください。
Try to walk more proudly thinking of yourself as a star.
・まだまだ若いつもりで、急に運動するとケガをする羽目になるよ。
If you think you're still young and exercise too quickly, you'll end up getting injured.
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