文法-意味 grammar meaning
~ がる
【例文】
①欲しい/~たい接続
息子はそのおもちゃをすごく欲しがった。
My son wanted that toy so much. (My son showed signs of desire to have the toy so much.)
②い/な形容詞接続
彼はドアに指をはさみ、痛がっていた。
His finger was caught in the door and he was in pain. (He showed signs of pain)
【意味・用法】
①「欲しい/~たい」に接続し、誰かの様子や発言などから、その人が「したい(/欲しい)と思っている」または「したい(欲しい)という様子を見せている」と述べたい時に使います。話し手自身のことに対しては基本的に使わず、他人に対して使います。
②「寂しい」「痛い」といった感情や感覚を表す特定の形容詞と接続し、「その人が~という様子を見せている」という意味の動詞を形成します。
【英語】
①”-garu" is used when you want to say that someone wants to do something or is showing signs of wanting to do something, based on their behavior or statements. Basically, it is used for others, not for yourself.
②”-garu" connects with certain adjectives that describe emotions or sensations, such as "さびしい(lonely)" or "いたい(in pain)," to form a verb that means "the person is showing the appearance of being ~."
【文法解説】Grammar point 1:
「~たい」と「~がる」の違い
話し手以外の人の願望について述べるときに、「たい/欲しい」を断定する形で使うことはできません。その場合「がる」を用い、「たい/欲しいという様子を見せている」という意味で「たがる/欲しがる」という形が使われます。
※話し手以外の願望でも「たそう」「たいんだと思います」「たいのかもしれない」など推量の形と組み合わせれば使うことができます。
1. 彼はアイスが食べたいです。✖
He wants to eat ice cream.
(「彼はアイスをたべたいんだと思います。」など推測する形なら〇)
2. 彼はアイスを食べたがっています。〇
He wants to eat ice cream. (He is showing signs of desire to eat ice cream)
逆に、例文3のように、話し手自身のことについては「~たがる/欲しがる」は使われません。
3. 私はアイスを食べたがっています。✖
I want to eat ice cream.
4. 私はアイスが食べたいです。〇
I want to eat ice cream.
※例外有り、ページ下部に記載
同様に、い/な形容詞と接続する場合も「~がる」は自分のことについては使うことができません。
5. 私は寂しがっています。✖
I show signs of sadness.
6. 彼女は寂しがっています。〇
She shows signs of sadness.
【文法解説】Grammar point 2:
「が」→「を」
例文7,8のように、「欲しがる/~たがる」を使う場合、その願望の対象を示す助詞は「が」ではなく「を」を使います。
7. 息子はお小遣いを欲しがった。〇
My son wanted an allowance.
8. 彼女はお酒を飲みたがった。〇
She wanted to drink alcohol.
接続 formation
用法①
V(ます)たい + がる
(食べたがる、行きたがる)
欲しい + がる
(欲しがる)
用法②:
特定の「感情を表す形容詞」や「感覚を表す形容詞」とともに使います。全ての形容詞と接続できるわけではありません。
イadj: い + がる
(恥ずかしがる、痛がる)
ナadj:な + がる
(嫌がる、不思議がる)
<良く使われる形容詞>
嫌がる、不思議がる、苦しる、悔しがる、嬉しがる、羨ましがる、面白がる、痛がる、寂しがる、怖がる、恥ずかしがる、不安がる、可愛いがる、珍しがる、強がる、ありがたがる
関連文法 related grammar
例文 example sentences
用法①:
・彼は新しくできたテーマパークにとても行きたがっている。
He is very eager to go to the new theme park.
・彼はいつも自分の話ばかりしたがる。
He always wants to talk about himself.
・私の子供は、クリスマスプレゼントにおもちゃの人形を欲しがっている。
My child wants a toy doll as a Christmas present.
・私の息子はゲームばかりしたがって困っている。
My son wants to play games all the time, and that's a problem.
用法②:
・彼は一人でこの仕事をするのを嫌がるだろう。
He wouldn't want to do this job alone.
・彼が勉強しなくてもよい成績がとれることを、彼女は不思議がっていた。
She wondered how he could get good grades without studying.
・私のペットがすごい苦しがっていたので、昨日病院につれていった。
My pet was in a lot of pain, so I took him to the hospital yesterday.
・彼女は大事な試合に負けてとても悔しがっていた。
She was very frustrated to lose an important game.
・彼は怖がって、その虫に触ろうとしなかった。
He was scared and did not want to touch the bug.
・彼女はペットの猫をとてもかわいがっている。
She is very fond of her pet cat.
例外 exceptions
「~がる」は、自分自身のことを述べる場合には通常使われないが、客観視して(第三者の視点に立って)自分のことを述べる場合には使うこともあります。
①自分を客観視した場合
・子供の頃、私はいつも一人で遊びたがっていた。
When I was a kid, I always wanted to play by myself.
②他人に自分が「~をしたい」という態度を見せた時の他人の反応を述べる
・私がこんなに行きたがってるのに、親は休みの日にどこにも連れていってくれない。
My parents won't take me anywhere on my days off, even though I want to go so much.
・私が欲しがったら、彼はすぐにそれを買ってくれた。
When I wanted it, he was quick to buy it for me.
③集団の中で、自分だけが希望している時
・友達の中で私だけが、卒業旅行に行きたがっていた。
Out of all my friends, I was the only one who wanted to go on a graduation trip.

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